市政報告 「狭あい道路」対策に本腰 自民党市会議員 小松範昭
12月20日まで行われた平成28年度第4回定例会において、狭あい道路の拡幅整備の促進に関する条例が上程されました。自民党は平成23年に党の政策として、狭あい道路の解消に向けた新たな条例の制定をめざし、党内でプロジェクトチームを立ち上げ、私もその一員として議論を重ねてまいりました。
道を広げて安全な暮らしを
横浜市には、幅員4m未満の道路、いわゆる「狭あい道路」が約1900Kmも存在しています。狭あい道路は人や車両の通行、または災害時の緊急車両の通行に支障があるだけでなく、火災時における消火活動あるいは震災時の避難や救出・救護等の応急対策にも支障をきたす恐れがあります。
市民を災害から守り、安全で安心な暮らしにつなげていくためには、狭あい道路の拡幅整備をさらに推進していく必要があると考えています。
整備進まぬ場所も
横浜市では平成7年に条例を制定し、狭あい道路の中でも特に拡幅整備を図る必要のある道路を中心に、整備促進路線を指定しています。その路線に接する土地において、建物の建て替え等に伴うセットバック(後退させて道幅を確保すること)に際しては、塀や擁壁など支障となる物件の除去・移設などに要する費用への助成、舗装工事などを行い、拡幅整備の支援に取り組んできたところです。
しかし、市内には拡幅整備の進まない狭あい道路も未だ多く存在しており、歩行者の安全性の確保や円滑な車両の通行、災害対応につながる整備に向けた市民の皆さまの声が多く寄せられているが現状です。
党派超えて改正へ
今回の改正にあたっては、7月から約3カ月かけて市民意見募集を行い、市民の皆さまからのご意見を参考にし、また関係部署へのヒアリングをはじめとした建築局や専門家との意見交換等にも積極的に取り組み、本条例を起草し上程する運びとなりました。
党派を超え、多くの議員に改正内容にご賛同いただきました。今後も市民の皆さまにとって安全で快適な災害に強いまちづくりを進めていきます。
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