ミスター高橋の 連載 「貯筋」の心得 ㉒のろのろ歩き予防法
時間は平等に流れているはずなのに、「1年経つのが早いね」と、年配者がよく口にする師走。年の瀬はなぜか気忙しく、街行く人の姿もやたらとせかついて見えますね。そのような雑踏の中で、「最近は歩行速度が遅くなり、歩幅も狭くなってどんどん追い抜かれてしまう」とお嘆きの方もおられるのではないでしょうか。
横断歩道の信号機が、青の点滅から赤に変わるまでの時間は1秒間に1m歩くことを条件に設定されています。これは1分間60mの歩行速度ですから、健常者なら決して急き立てられるような設定ではありません。それでもきついとお感じの方は、間違いなく脚とお尻の筋肉の衰えが原因です―。
そこで今回は、スムーズに歩くための簡単な筋力アップ法を紹介させてください。レッグランジという種目で、自体重を負荷にして行います。
まず、足巾を若干開いた直立姿勢から右足を大きく踏み出し、腰をゆっくりと沈めます。沈めた腰を戻しながら踏み出した足も元に戻し、次は左側も同じように行い左右を5回ずつくらい繰り返し、2セット行ってみてください。慣れてきたら回数を徐々に増やしてゆくと、歩行には絶対不可欠な、ももの前面の筋肉(大腿四頭筋)とその裏側(大腿二頭筋)それにお尻の筋肉(大臀筋)が次第に強化されてゆきます。筋肉が衰える前から実践しておくと、いつまでも美しく歩けること請け合いです。
私共の『貯筋倶楽部』では恒例のウオーキングリレーを行っていますが、年配女性ばかりなのにも関わらず1分間の平均歩速が95mと若者並の健脚。日頃の筋トレ成果が見事に体現されております。
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