神奈川区版 掲載号:2017年1月12日号
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横浜少年少女合唱団の指揮者を務める 飯田 聖美さん 市内在住 55歳

経験生かし、理想の歌声を

 ○…半世紀以上にわたり、横浜を代表する合唱団として活動する「横浜少年少女合唱団」。小学3年生から高校2年生まで約110人の団員をまとめる指揮者を2008年から務める。「うまく歌えなかったら、私の責任」と常に士気を高め、指揮棒を振る。今年も1月からコンサートが続き、出演依頼も続々来ているという。「お客様を楽しませられるような合唱を届けたい」と優しく笑う。

 ○…同合唱団は1965年に創立。横浜開港記念式典や海外公演など幅広く活動する。自身も小学5年生のときに入団し、8期生のOG。当時、指導を受けていた島田桂子代表から誘いを受けたのを機に、指揮者に就任した。「古巣に帰ることができて、うれしかった。人生の中でとても幸せなこと」。気づけば歴代最長の指揮者となり、現在の合唱団も「一番いい状態」と言えるまでに成長した。先輩として、指導者として、合唱団を温かく見守る。

 ○…子どものころから歌が好きで、高校生のときに音楽教諭への道を志した。国立音楽大学声楽科卒業後は横浜市立中学校の音楽教諭に。「子どもたちは教えたことをスポンジみたいに吸収してくれる。とてもやりがいを感じられた」と振り返る。当時は校内が荒れていて、校内暴力もあったという。しかし、体をはって生徒に向かっていった。「大変なこともあったけど、気持ちを直に感じられて楽しかった。私の財産です」と話す。今も非常勤講師として、教育現場に立つ。

 ○…夫の海外転勤に伴い、香港や上海でも暮らした。現地で結成したコーラスグループは、帰国後に「コール・ジャスミン」として発足し、指揮者も務める。音楽漬けの毎日には、日々楽しさを感じている。「自分がずっと学んできたことを生かせてうれしい」。合唱団には毎年変化があり、それも楽しみの一つ。それにより、毎年新たな発見も生まれる。飽くなき探求心で理想の音楽を目指していく。

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