10月1日に区制90周年を迎える神奈川区(二宮智美区長)は、1月4日に開催された新年賀詞交換会の中で区政90周年のキックオフを宣言し、区のマスコットキャラクター「かめ太郎」をモチーフにした記念ロゴマークを発表した。今後、ロゴマークは区内の広報印刷物に使用される予定で、区民と行政が一体となって記念イヤーを盛り上げていく。
2017年を「区制90周年イヤー」と位置付ける神奈川区。各連合自治会町内会長ら58人が名を連ねる記念事業実行委員会が昨年7月に発足し、10月の記念式典・区民まつりをメーンに様々なイベントを企画している。今回のキックオフイベントでは、記念ロゴマークの発表と、神奈川ロータリークラブからの絵本の寄贈が行われた。
賀詞交換会の会場となったホテル横浜キャメロットジャパンには、今年も区選出の国・県・市会議員などの来賓を含む約600人が参加した。主催した区連合町内会自治会連絡協議会の伊東満会長は「今年は神奈川区が誕生して90年。区民の皆様とともにお祝いムードを盛り上げていきたい」とあいさつ。二宮区長は「できるだけ多くの方に参加していただき、記憶に残る記念イヤーにしていきたい」と抱負を述べた。
かめ太郎をモチーフに
記念ロゴマークは、区民をはじめ、区内の企業や団体、施設、行政が一体となって区制90周年を盛り上げようと作成された。デザインは「かめ太郎」を手掛ける(株)TOKUデザイニング=栄町=が担い、いくつかの案の中から同実行委員の投票によって決定した。
採用されたのは、歴史的イメージを取り入れたデザイン。区制90周年の文字は、ゼロの部分に亀の甲羅の六角形を用いて文字を縦型に配置。かめ太郎の頭上には区民同士のつながりを意味する3つの甲羅を置き、躍動感を出している。
壇上で記念ロゴマークを披露した広報・PR部会の森勤会長は「この1年は神奈川区の将来を考えるよい機会になると思う。ぜひとも積極的にロゴマークを使っていただきたい」と使用を呼びかけた。
神奈川RC絵本を寄贈
また、神奈川ロータリークラブ(野口隆史会長)は「郷土愛醸成プロジェクト」の一環として区内に残る浦島太郎伝説を基にした絵本630冊を寄贈し、二宮区長から感謝状が贈られた。野口会長は「国際人とは自国の文化を他国の人に伝えられる人だ。絵本を通じて神奈川区から真の国際人を輩出したい」と述べた。
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