神奈川警察署(廣瀬豊署長)は3月3日、振り込め詐欺の被害を未然に防止したとして、ファミリーマート東白楽駅前店に感謝状を贈った。
同署によると、振り込め詐欺は2月23日、石井幸子店長(52)が「弁当に切り込みが入っている」という偽クレーム電話に対応している間に発生した。高齢女性が携帯電話で話しながらATM機を操作していることを、同店のパート職員・荒井あかねさん(39)が不審に思い、アルバイトの前田直伯さん(37)が具体的な確認を行うなどして医療費名目の「還付金詐欺」を防いだ。
今回の功労は6年前の苦い経験がいきた。石井店長は「声掛けをしたにもかかわらず、振り込め詐欺を防ぐことができなかったことを悔やんでいた」と当時を振り返る。それ以来、従業員に積極的な声掛けを指導。この日は警察からの情報提供があり、詐欺に対する警戒心が強かったことも功を奏した。
贈呈式で廣瀬署長は「巧妙化する犯罪に対しては、金融機関やコンビニなどとの連携をさらに深める必要がある」と話した。
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