神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2017年4月20日 エリアトップへ

四季株式会社(劇団四季)の代表取締役社長を務める 吉田 智誉樹(ちよき)さん 南区在住 52歳

公開:2017年4月20日

  • X
  • LINE
  • hatena

前向きになれる演劇を

 ○…劇団四季初となる「オペラ座の怪人」の横浜公演を8月まで開催する。横浜での長期公演は「キャッツ」以来約4年ぶり。「1983年に都内から青葉区に移って以来、横浜は劇団四季の本拠地。一度観に来られた人が繰り返し来られるような良い舞台を創りたい」と笑顔で語った。

 ○…南区の出身。横浜緑ケ丘高校に進学し、学校の最寄り・山手駅で小学生の頃仲良くしていた”兄貴分”の先輩に勧誘され、演劇部に所属する。それまで演劇経験がなく、初めは恥ずかしさがあったが、本番に向け大勢の人が集中する姿に魅かれた。「人生を決定づけた3年間だった」と当時を振り返る。高校2年時に劇団四季の公演を観劇した際、創設者の一人で前社長の浅利慶太さんと居合わす不思議な縁もあった。「浅利さんは全然覚えていませんでしたけど」と苦笑い。

 ○…慶應義塾大学を卒業後、エンターテイメントとしての演劇発展の可能性を感じ劇団四季へ。「チケットを売ることが仕事の最終地点」という劇団の方針のもと、営業からキャリアをスタートした。その後は札幌から福岡まで全国各地で主に広報宣伝関連を担い、14年から現職を務める。一番の思い出は92年に北京や長春など中国4都市でミュージカル「李香蘭」の公演に携わったこと。日本人でありながら、中国人女優として日中の戦中戦後を生きた女性の波乱の生涯を描いた作品を、当時の中国で上演するのはとても緊張したと振り返る。それでも公演は成功をおさめ、演劇を通した文化交流の可能性を確信したという。

 ○…「演劇は社会が豊かであるからこそ成り立つのであり、その恩恵を忘れてはならない」という劇団の教えを大切にする。今後は作品の創作体制を整え、劇団の外部とも積極的に協力していきたいと話す。「作品を観た人が『また明日から仕事を頑張ろう』と前向きになれるようなものを創りたい」と意気込んだ。
 

神奈川区版の人物風土記最新6

嶋崎 孝浩さん

4月に神奈川図書館の館長に就任した

嶋崎 孝浩さん

立町在勤 60歳

4月25日

久保田 剛さん

この春から神奈川警察署の署長を務める

久保田 剛さん

神奈川在勤 58歳

4月18日

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月11日

福田 茂さん

4月1日付で神奈川消防団の団長に就任した

福田 茂さん

幸ケ谷在住 65歳

4月4日

小谷野 貴弘さん

南神大寺小学校の創立50周年記念事業実行委員長を務めた

小谷野 貴弘さん

神大寺在住 42歳

3月28日

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月21日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

神奈川区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook