ミスター高橋の 連載 「貯筋」の心得 ㉘筋持久力と全身持久力
筋持久力とは―。一定の負荷を筋肉にかけ、出来る限り、長時間維持する能力のことです。
小中学生時代に悪戯をして、罰として水を一杯に入れたバケツを持って立たされた経験のある方もおられるかも知れません。バケツを下ろすことはかなりの時間許してもらえませんが、それに耐えることが筋持久力です。昨今そのようなことをさせる先生がいたら、体罰として問題になってしまうかも知れませんね。
全身持久力とは―。一般的によく使われるスタミナのことで、筋持久力とともに、自らの体力を知るバロメーターと言えます。
年を重ねるにつれ「体力がなくなった」、あるいは「すぐに疲れて長続きできない」という言葉を耳にします。元気いっぱいだった若いときを思い出しての哀愁もあるでしょうが、確かに寄る年波に勝てないのも仕方ありません。でも、体力や全身持久力は努力次第で少なからず維持できます。
スポーツ選手が行う階段昇降のダッシュや縄跳びなどは、全身持久力アップに有効ですが、一般高齢者にはとても無理。というより逆に病気を誘発させ、関節を痛めかねません。
そこで勧めるのがインターバル・ウオーキングです。方法は至って簡単。まずゆっくりした速度で一定の距離を歩き、続けて、できるだけ早い速度で同じ距離を歩きます。これを15分〜20分繰り返します。遅速ともに、歩幅を大きく(足のサイズの2倍程度)することが肝要で、自然とつま先が上向きになり、つまずきによる転倒は起こりません。
このインターバル・ウオーキング法は全身持久力の向上とともに、メタボの予防解消にも有効です。
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