神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2017年8月31日 エリアトップへ

横浜市中央卸売市場に勤めながら、魚食の普及活動を推進する 村松 享さん 栄町出身 59歳

公開:2017年8月31日

  • X
  • LINE
  • hatena

プロ視点で魚食普及

 ○…横浜市中央卸売市場で仲卸会社の代表を務める傍ら、家庭に魚食を普及させる活動を続ける。「新鮮な魚だけが美味しいわけじゃない。魚を美味しく食べる方法はいくらでもある」と40年以上魚を目利きしてきた経験から、各地の講演で魚の「美味しい食べ方」を紹介している。「日本人の魚食離れが残念に思う。魚扱うプロとして、昔から魚を食べてきた日本の文化を守っていきたい」

 〇…栄町に生まれる。父親が市場の仲卸会社に勤めていた関係で小さい頃から市場に出入りしていた。仲卸の仕事に興味を持ったのは、寿司屋などの取引先に魚を運んだ11歳の時だ。「季節によって種類の違う魚を見て旬があることを知った。もっと調べてみたくなった」と当時を振り返る。17歳の頃には、うなぎを捌く一人前の市場の「人」になっていた。そのまま市場に携わる仲卸会社に就職し、勤め先の関係で横浜市南部市場に拠点を移した。

 〇…「仲卸の仕事は魚の目利きのプロになる必要がある」。セリで一流の魚を見定めるために日々、腕を磨いた。30歳で独立し、市場の活性化にも尽力した。「『市場って何をしているところ』と聞かれたことがショックだった」と市場の状況に危機感を持ち始めると市場を市民に開放する取組に注力。3年前に中央卸売市場に戻ってからも市内の小学校への出前授業や出張講座を通して市場のPR、魚食の普及活動を進めている。

 〇…4歳の孫が待つ家はいつもにぎやかだ。「孫の成長に寄り添う中で、子育てをする親に食を通して伝えられることはたくさんある」と、魚食の普及を進めるのは孫の存在も大きい。中央卸売市場では新参者でありながら「食材が一同に集まる市場に活気がないのは寂しくてたまらない」と熱い思いを持って活性化に取組む。「市場が元気になれば、食も元気になる。資源を活用して活気立てていきたい」と市場を牽引していく。

神奈川区版の人物風土記最新6

久保田 剛さん

この春から神奈川警察署の署長を務める

久保田 剛さん

神奈川在勤 58歳

4月18日

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月11日

福田 茂さん

4月1日付で神奈川消防団の団長に就任した

福田 茂さん

幸ケ谷在住 65歳

4月4日

小谷野 貴弘さん

南神大寺小学校の創立50周年記念事業実行委員長を務めた

小谷野 貴弘さん

神大寺在住 42歳

3月28日

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月21日

近藤 真さん

火災への適切な初期対応で、神奈川消防署から感謝状表彰を受けた

近藤 真さん

西寺尾在住 72歳

3月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook