0歳から2歳ぐらいまでの子と親が集う場「親と子のつどいのほしのひろば」で9月1日、「みんなであそぼうさい」と題した防災講座が開かれた。同施設と新子安地域ケアプラザが主催。
講師には地区わJobの代表で家庭防災員の石川澄江さんを招き、約40人の親子や地域住民が防災について学んだ。石川さんは「私も子育て中です。防災について学んだ経験から、子育て母の視点で災害時の子どもの守り方や日常からしておくべき備えについて伝えたいと思います」とあいさつ。非常食を食べる体験では、アルファ米が一人ひとりに配られ、開けるとスプーンが入っていることや水のみで食べられることを体験した。
身近なものを利用
生活用品が不足する避難所生活では、「身近なものを利用して簡単にできるものがたくさんある」と石川さん。ビニール袋とはさみを使い、カッパやおむつの作り方を実演した。新聞紙を利用したスリッパ作りは参加者も体験。自らの足に合わせて新聞を折りこむだけで災害時に足を守るスリッパができあがった。「NHKの防災サイトには、簡単に手作りできる生活用品の作り方が動画で紹介されています。ぜひ覗いてみてください」と呼びかけた。
シェイクアウトも
会場では神奈川県が主催する「かながわシェイクアウト(いっせい防災行動訓練)」を実施。いきなり緊急地震速報が流れると、参加者を含め全員が安全確保の行動をとった。石川さんは身の守り方について子どもを守る母親には「だんごむしのポーズ」と呼ばれる体勢を取ることで頭を守れることを伝えた。
参加した親子は「いざ地震が来たとき、どうやって子どもと自分の身を守るかを具体的に知ることができたので勉強になりました」と感想を述べた。
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