神奈川区版 掲載号:2017年9月7日号
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ミスター高橋の 連載「貯筋」の心得㉛筋肉が病気を防ぐ

 筋肉隆々の現役プロレスラー。仕事柄怪我はしますが、めったなことで病気はしません。でも、引退してトレーニングをしなくなると筋肉量はみるみる落ち、体調を壊す人が少なくないのです。では、なぜ筋肉量が多いと病気をしないのでしょうか?その答えが分かったのは近年のことです。

 骨格筋は身体動作を司るだけと思われていたのですが然に非ず。筋肉からマイオカインという万能ホルモンの分泌が確認されたのです。マイオカインは30種類もあるそうですが、まだ解明されていないものもあるとのこと。しかし、研究が進んだ物質の中には多くの病気を予防改善することが分かったのです。

 加齢と共に様々な病気への罹患率も高くなり、回復も遅くなります。「若いときには、すぐに治ったけれど、最近は…」と、お嘆きの方もおられるのではと思います。「若いときには」というのは、つまり筋肉がしっかりしていたからなのです。筋肉量は男性で体重の35%女性で30%ほどあるのが理想目安です。ただし、体組成計の計測で表示されるkgの値は、骨格筋・深層筋・内臓の収縮を担う不随意筋など、筋肉内の血液や水分を含みますから、表示の約半分が筋肉量だと考えられます。意識的に活動しなければ、筋肉は20歳をピークに年1%ずつ減少してしまいます。この減少を予防するには積極的に身体を動かすことと、蛋白質摂取以外に方法はありません。 

 筋肉造りは、気力があれば家で手軽に出来る方法が多々あります。何歳になっても筋肉は鍛えられますので、マイオカインを分泌する筋肉を増やし、病気を寄せ付けない身体造りを目指してください。ご質問歓迎。
 

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