市政報告 マリンタワーのあるべき姿 日本共産党横浜市会議員 宇佐美さやか
第3回横浜市会定例会が始まりました。初日の8日に行われた議案関連質疑で、党を代表し林文子市長に質問しました。
今議会には、横浜マリンタワーの運営事業者を選定するための委員会を設置する議案が提出されました。
横浜市はマリンタワーの運営を、2009年からリスト株式会社に10年契約で委託しています。私は質問に先立ち現地に出向き、マリンタワーの1階〜4階と展望台を視察しました。
FMヨコハマサテライトスタジオ
前回、リストが選定委員会に提出した事業計画書には「FMヨコハマサテライトスタジオを1階フロアに設け、2階は観光交流ゾーンにする」と書かれています。この点が高く評価され、リストが選定されました。
しかし、実際には、1階にサテライトスタジオは見当たらず、2階は寄贈されたピアノと観光案内パンフレットのラック、横浜港開港以来の歴史を約12分で流すテレビが1台、その前のデスクでNPO法人のガイドさんが、観光案内をしていました。文化交流ゾーンの3階は、披露宴の最中。まったく市民に広く開放された観光交流施設とは云えない状況でした。
市民の財産だからこそ
私は、市長に視察で確認した事を報告し、横浜市がマリンタワーのあるべき姿を決めて「次の事業者を選ぶべき」と求めました。
市長は「毎年度の運営報告書でしっかり把握している。報告書の目的については、概ね達成されている」と答弁しました。
横浜市民の財産だからこそ、市民が憩える場所にしてほしいものです。次は、そういう観点を持ち合わせた提案を書いた事業者が選定されることを、願わずにはいられません。
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