六角橋地域を中心とする地区センターや地域ケアプラザなど、7の公共施設で自主的な施設間連携の動きがこのほど、始まった。7施設の担当者で公共施設を使用する区民のニーズや課題を話し合う場を設けることで、より区民に利用しやすい環境をつくる試みだ。
区内全域を対象とした施設間連携の事業はこれまで、神奈川区主導で行ってきた。しかし、異なる運営主体や施設の種類を超えた、近隣のエリアでの施設間連携はなされていない。 神大寺地区センターの鶴貝昌樹館長は「近隣の地区では、複数の公共施設を利用している方も多い。しかし、参加したいイベントの時間が被ることやアクセス上通えないこともある」と課題を話す。「コミュニティバスを走らせたら、もっと区民の方がスムーズに利用できるのではないか」と提案したのが六角橋地域ケアプラザ地域コーディネーターの原島隆行さんだ。「まずは各施設の情報共有から連携していく必要性を感じた」と原島さんらが7施設に呼びかけ、連携が実現した。
ルートづくりへ
7施設間の連携は「Route7プロジェクト」と銘打っている。この名称は「それぞれの点である施設が持つ、人・物・情報を結ぶ『道』を作る役割を担いたい」という願いが込められている。形として残していくために、エンブレムを神奈川大学2年のボランティア活動支援室に所属する小倉勝十さんが作成した。「横浜のブルーを基調に各施設を表す星を線で結び北斗七星をイメージ。下にコミュニティバスを描いた」と小倉さん。今後は7施設間で広報紙発行などの準備を進めていく。
参加施設は、▽老人福祉センターうらしま荘▽神奈川区社会福祉協議会▽神奈川区役所区民活動センター▽神大寺地区センター▽白幡地区センター▽六角橋地域ケアプラザ▽六角橋中学校コミュニティーハウス(五十音順)。
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