神奈川図書館と神奈川区役所は11月11日、「ほんとうの読書は中年を過ぎてから」と題した講演会を区役所で開催。講師には、書評家の永江朗氏を招いた。永江氏は、読書術やインタビュー術に関する著作が多く、評論活動にも力を入れている。NHKのラジオ番組「ラジオ宅急便」の「ないとガイド・やっぱり本が好き」コーナーでパーソナリティも務めている。
講演では、中年読書の魅力として「自由」なことを挙げ、「若い頃は、勉強や出世、見栄、流行りなどを気にしながら、本選びをしていたかと思います。これからは、好きな本を好きなように読める年代です」と呼びかけた。また、歴史小説の魅力にも触れ、「生きている時間が長いほど、訪れたことがある歴史小説の舞台に巡り合うことがあります。より身近に感じて面白いです」と語った。
会場には、約80人の傍聴者が訪れ、永江氏の話しを相槌したり、笑みをこぼしながら聞いていた。
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