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神奈川区版 公開:2011年1月20日 エリアトップへ

区の写真コンテストで最優秀賞に輝いた 高橋邦夫さん 菅田町在住 70歳

公開:2011年1月20日

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写真に魅せられ半世紀

 ○…カメラにフィルターをつけ、夕暮れ時の茜色を強調したイメージ通りの作品に仕上がった。この瑞穂橋からみなとみらい21地区の夕景を印象的にとらえた写真が、第2回神奈川区写真コンテストの最優秀賞に。「今回のコンテストクラスになると作品に大差はない。審査員の好みによるから、運が良かっただけだよ」と受賞を喜ぶ。ニッコールフォトコンテストや横浜市写真コンテストでの入賞経験などもある、プロ顔負けのカメラマンだ。

 ○…横浜市中区出身。戦後間もない焼け野原で少年時代を過ごした。「母におんぶされて、防空壕に避難した記憶もある。食べていくのに精一杯の時代だった」。その後、鶴見工業高校電気科に進学。体を鍛えるために柔道部の門をたたいた。在学中に2段を取得する一方、休みの日は秋葉原へ出向き、趣味のオーディオの組み立てに没頭した。

 ○…大手広告代理店に就職した20歳の時、初めてカメラを買った。コマーシャルフォトを扱う写真編集部に配属されたことがきっかけだった。一気にのめり込み、今年で写真一筋50年を迎えた。「プロの仕事を間近で見られたのは、大きな財産になっている。光を反射させるレフ板や、三脚など、見るもの全てが新鮮だった」。商業写真の撮影手法に近い「花」の写真を数多く撮って腕を磨き、メーカー主催の撮影会にも足を運んだ。「心に訴える写真」が理想だという。

 ○…子どもたちは既に独立し、夫婦2人で暮らす。5年前に定年してからは、愛用のデジタルカメラを駆使し、スナップ写真や夜景を撮影するのが日課となった。「インターネットで写真を発信し、50人くらいの人とニックネームで交流している。便利な世の中になったね」。仲間たちに負けられないという気持ちが、写真への情熱を一層かき立てている。「与えられた対象を、どう撮るかは自分次第。私にとって写真は人生そのものだよ」。
 

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