横浜市 『いのちの物語』小学生版を発行 課外授業などで活用広がる
横浜市は、平成19年度から妊娠中や0歳児のいる親から赤ちゃんに贈る詩を公募し、詩集『トツキトウカYOKOHAMA』を発行している。分かりやすい詩を集めた小学生向けダイジェスト版『いのちの物語』が6月に誕生したのを受け、市内ではこの詩集を活用する小学校が増えている。
神奈川区では大口台小学校(馬場正徳校長)の3年生82人と5年生65人が7月7日、道徳の授業で詩集『いのちの物語』を教材にして”いのち”や”生きること”について学んだ。
音楽室を利用して行われた3年生の合同授業では、保護者10人で組織される「本の読み聞かせボランティア」が、同詩集の朗読を中心にクイズなどを織り交ぜ授業を展開していた。ボランティアリーダーの岩田けい子さんが「親は子どもを一番大切に考えています。ここにいるみんなそう。大切に思う人を悲しませる事はしないでほしい」と話すと、児童らは熱心に耳を傾けていた。最後に児童らは「苦労して産んでくれたことがわかった」「生んでくれて有難うという気持ちになった」などと感想を発表していた。
市こども青少年局企画調整課では「横浜のママ・パパが綴った赤ちゃんへの思いを小学生に届けることで、『生命』について考える機会づくりにつなげていきたい」とダイジェスト版の発行意義を話している。
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