神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2012年3月15日 エリアトップへ

ぬりえと地域情報が一体となったフリーペーパーを通じて子育て支援を行う 高坂(こうさか)禎亮(よしあき)さん 台町勤務 33歳

公開:2012年3月15日

  • LINE
  • hatena

ぬりえで地域をつなぐ

 ○…「外食しても子どもが動き回ってゆっくり食べられない。お店に子どもの興味をひくものが置いてあれば」。そんな自身の経験を生かし、昨年からぬりえと保護者向けの地域情報を組み合わせたフリーペーパー『ぬりえぽん』を月に1回発行。先月行われた「横浜ビジネスグランプリ・ベンチャー部門」で優れた事業として認められ、全国で11人のファイナリストにも選ばれた。現在、店舗の棚置きや幼稚園など170カ所で1万4千部を無料配布している。「まずは横浜市の全幼児に配布できるようにしたい」と意欲を見せる。

 ○…ぬりえは絵本型にして「親が子どもに読み聞かせて欲しい」と昔話にこだわった。イラストはプロアマ問わず採用し、アーティスト支援の一助にも。あえてアナログな紙媒体を選んだのは、会話を生む対面式のコミュニケーションを生み出したいと考えたからだ。「ネット社会の今は、1日誰とも会わないことも多い。子育てが孤立しないよう、ぬりえぽんを取りに外出する、掲載店へ訪れて会話する、親子で一緒に塗るなど、様々な交流のきっかけになれば」と力を込めて語る。

 ○…茨城県出身。システムエンジニアのフリーランスとして活躍、仕事で訪れた横浜の暮らしやすさに惹かれ、29歳の時ソフトウェアスイート(株)(神奈川区台町)を起業した。大学時代は水上スキーの選手として、インカレで優勝。今もウェイクボードにサーフィンとマリンスポーツが趣味。

 ○…家族は妻と3歳の娘、11カ月の息子。「子育てといっても一緒に遊ぶ程度で、家事も妻に任せっぱなし」というが、できるだけ妻が息抜き時間を取れるようにと気にかける。「子育ては家族だけでなく、地域で支えあう仕組み作りが必要」。今後はぬりえぽんを通して親子や広告主、設置店などをつなぐシステムの構築など、子育て支援への構想は次々と膨らむ。「地域をつなぐ」夢に、色をつけていくのはこれからだ。
 

神奈川区版の人物風土記最新6

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月11日

福田 茂さん

4月1日付で神奈川消防団の団長に就任した

福田 茂さん

幸ケ谷在住 65歳

4月4日

小谷野 貴弘さん

南神大寺小学校の創立50周年記念事業実行委員長を務めた

小谷野 貴弘さん

神大寺在住 42歳

3月28日

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月21日

近藤 真さん

火災への適切な初期対応で、神奈川消防署から感謝状表彰を受けた

近藤 真さん

西寺尾在住 72歳

3月14日

三善 幸夫さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第一次派遣で大隊長を務めた

三善 幸夫さん

神奈川消防署副署長 60歳

3月7日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 2月29日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

  • 2月1日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook