菅田地区社協 高齢者支援団体を発足 ボランティアで派遣事業
菅田地区社会福祉協議会が9月1日、「菅田安心ボランティア」の発足式を菅田地域ケアプラザで行った。ボランティア派遣事業として、地域住民と同ケアプラザの職員が高齢者の困りごとを解決する。
同ボランティアは「業者に頼むにはちょっと大げさだけど自分一人では大変」といった、高齢者や体の不自由な人などの困りごとを解決することが目的。区役所や地区連合自治会から支援を受けながら、同地区社協と同ケアプラザが立ち上げた。同ケアプラザを拠点に、同地区社協の河原史郎会長が監督、地域から名乗りを上げた14人の住民ボランティアと同ケアプラザのサブコーディネーター5人で活動を始める。
高齢者や体の不自由な人、妊婦などが対象。「プロが行うものではない」という前提で、草刈り、電球等の交換、障子の張り替えなど、業者に依頼するには大げさに感じる困りごとをスタッフが手伝う。利用者の「お礼はどうしたらいいのだろう」という混乱を避けるため、交通費と手間賃程度の「有償ボランティア」としている。
「ご近所さん」でお手伝い
同地区は、区内の他地区と比べ高齢者の独居・夫婦のみの世帯が多く、日常生活での支援を必要とする世帯が多いため、「ご近所づきあい」のような、住民同士の力で共助していくことが重要視されてきた。昨年11月から今年2月にかけてボランティア講座を同ケアプラザで開講し、在宅支援ボランティアとしての基礎や日曜大工の基本技術を学んだ14人の受講者が「菅田安心ボランティア」の発足メンバーに名乗り出た。区内の他地区でも同様の講座を開いている所はあるが、菅田地区が先陣を切った。
発足式では、区福祉保健センターの八名担当部長、区社協の山本事務局長、菅田地区自治連合会の元田会長も駆けつけ、発足を祝った。河原会長は「回覧板やチラシ、口コミなどを利用して活動を広めていく。若い人にも発信してボランティアを増やしていきたい」と今後の展開を話している。
【PR】タウンニュース政治の村
神奈川県内および東京都町田市の全政治家(首長、市町村議会議員、県議会議員、都議会議員、衆議院議員、参議院議員)約1,000人のデータが検索できます。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|