沢渡三ツ沢地域ケアプラザで「はじめてのフォークギター」の講師を務める 遠藤 義之さん 西区在住 66歳
ギターと歩む人生
○…膝に置いて棒状のバーを滑らせながら演奏する、ハワイが本場のスチールギター奏者。ハワイアンバンド「カニカピラ」のメンバーで、定期演奏会や学校の授業、さらにはハワイでも演奏するなど幅広く活躍。自宅では小学4年生から82歳まで、様々な年代の生徒を相手に個人レッスンをしている。沢渡三ツ沢地域ケアプラザで11月から開講する「初めてのフォークギター」では、童謡からフォークソングまで3つのコードで演奏できるフォークギターレッスンの講師を務める。
○…秦野市で生まれてすぐに三ツ沢中町へ。「冗談を言って笑わせるようなことが好きだった」。松本中学校時代には、マラソン大会前になると片倉町まで走って練習した。3年生のある日、兄がウクレレを持って帰ってきた。「気になって弾いてみた」。その弦に触れた時、ギターとの日々が始まった。
○…高校では軽音楽部に。先輩には『恋の季節』で有名なピンキーとキラーズのエンディ山口氏がおり、ギターの手ほどきを受けた。時はフォークソング全盛期。大学に進学すると、友人たちとフォークバンドを結成。幼稚園の行事で演奏するなど、人前で演奏する機会に恵まれた。卒業後は養護学校の教師に。定年するまでの38年間、体の不自由な子どもたちに授業をしたり進路支援に携わった。17年前にカニカピラを結成、仕事をしながらバンド活動をしてきた。「ギターや音楽を通じていろんな人と出会って交流を深められるから、本当に最高だね」とにっこり。
○…今は休みの日も譜面書きに追われている。生徒から弾きたい曲のリクエストが絶えないが「実は教えるまでは譜面が書けなかった」。家庭では妻と二人、のんびりと暮らす。「いろんな人とお付き合いすれば、それだけ自分の人生が豊かになるんだと実感している」。今後は新バンド結成も考えている。「予期せぬ楽しい人生を送っています」
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