トイレのメンテナンス業を営む(株)アメニティ(山戸里志社長・従業員数40人)=本社・神奈川区羽沢町685=が12月6日、公衆トイレ「トイレ診断士の厠堂(かわやどう)本舗」を同社敷地内の一角に開所した。今後は、羽沢の散歩コースを歩く市民に開放する方針だ。
同社は、渋谷区役所前や新横浜駅前の公衆トイレのネーミングライツを取得しており、「トイレ診断士の厠堂」と命名し、維持管理を行っている。今回オープンした「厠堂本舗」は、民間企業による市内初の公衆トイレとなった。
建設のきっかけは、同社が6年前から取り組む区のサポーター制度。本社がある羽沢地区は、区が発行する散歩ガイド「わが町 かながわ とっておき」のコースにもなっており、「トイレ需要」が高い地域。そこで、同社は地域への社会貢献の一環として建設に着手。12月6日に開所した。
「トイレ文化を発展させたい」
厠堂本舗の延床面積は51・32平方メートル。日本古来の「厠でのおもてなし」をコンセプトに、緑に囲まれた本社一角に建設された。外観はなまこ壁を用いた和風テイストだが、施設設備は一転、モダンなデザインとなっている。同社のショールームとしても機能するように、女性トイレ(洋式便所2・洗面2)と、男子トイレ(小2・洋1、洗2)、ユニバーサルトイレが設置されている。
山戸社長は「日本のトイレ文化を発展させたい。トイレを使う人・管理する人・所有する人の3者が互いに学べる厠にしたい。ぜひ、遠慮なくご利用ください」と話している。
利用可能時間は平日・午前9時〜午後6時。土日・午前9時〜午後5時。元日は終日休みとなる。
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