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神奈川区版 公開:2013年3月21日 エリアトップへ

プロの民謡歌手として菅田地区センターでコンサートを行う 木津 かおりさん 菅田町在住 46歳

公開:2013年3月21日

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日本の音色を後生に

 ○…正月に行われた芸能大会にゲスト出演したのがきっかけで、23日に菅田地区センターで「さろんこんさーと」を開催。十八番である『佐渡おけさ』をはじめ、幕末に作られた横浜のお座敷歌『野毛山節』など15曲を披露する。「愛好家のものとされてきた民謡を、一般市民に広めていきたい」と気合十分。「三味線と尺八も楽しんでほしい」と地元での初コンサートに向けて準備は整った。

 ○…横浜市内で生まれ育った。尺八奏者の父を持ち、幼少の頃より唄・三味線などの稽古に励んできた。中学生になると民謡ブームが到来。「テレビの民謡番組だけでなく、週末は大会にも出演していたので、試験勉強が大変だった」と多忙な青春時代を振り返る。高校卒業後、プロの道へ。日本全国のステージに立ち、各地で「ご当地民謡」を唄ってきた。レパートリーについて聞くと「リクエストされて全く唄えなかったことはない」と胸を張る。

 〇…民謡界に留まらず、ジャンルに囚われない活動を続けている。20代で仙波清彦氏や坂田明氏など洋楽系アーティストらと共に、インドやモンゴルでの公演を成功させた。2007年〜09年には、アジアンオーケストラの一員として東南アジア各地で民謡を披露した。「海外へ行くと『日本の歌が聞きたい』と言われるので、改めて民謡の大切さを感じられます」。現在は、ギターやピアノ、パーカッションを融合させた新しい音楽にも挑戦している。

 ○…3年前に結婚し菅田町へ越してきた。休日は、仲間たちと食べ歩くことでストレスを解消する。民謡にある〈親の意見と茄子の花は、千に一つの無駄はない〉という歌詞が人生訓だ。プロの民謡歌手として活動する一方、約30人の生徒を抱える講師の一面もある。「日本人は嬉しい時や悲しい時に、民謡を唄って過ごしてきた。歌詞には先人の想いが込められている。その想いを後生に伝えていきたい」

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