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神奈川区版 公開:2013年4月11日 エリアトップへ

4月1日付で神奈川大学の学長に就任した 石積(いしづみ)勝さん 東京都港区在住 62歳

公開:2013年4月11日

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世界を知る国際派

 ○…「日本の元気は若者が取り戻す。そんな意気込みで、活気ある大学を創っていきたい」。その経験豊富な手腕を買われ、神奈川大の学長に就任した。横浜と平塚のキャンパスには、約1万8千人の学生が通う。「社会は『指示待ち人間』など必要としていない。自ら考え行動できる主体的な人材を育成したい」。教育内容を充実させるだけでなく、課外活動やインターンシップ、留学、ボランティア活動支援に至るまで、学生の様々な成長支援を強化する方針だ。

 ○…新潟県長岡市出身。小学6年の時、社会科の授業で「国際連合」の写真に目を奪われた。「単純にカッコよかった。いつか自分も世界を舞台に働きたと思った」。文武両道を目指し、中学・高校では野球部に所属。ピッチャーを任され、中学では地区大会の優勝にも貢献した。上智大の学生時代には、海外特派員のアシスタントを経験。トロント大では、政治学の研究に没頭した。

 ○…卒業後、グローバルな経験を積もうと丸紅に就職。花形だった「鉄」の商いを担当していたが、仕事は毎日深夜まで続いた。「ビジネスマンとしてのやりがいはあったが、犠牲にする部分も多かった」と振り返る。28歳で念願だった国連職員になった。「国籍の違う者ばかりだったので、世界観が大きく変わった」。カリブ海にある駐在事務所を経てニューヨーク本部へ。計6年、アフリカへの経済援助などを手掛けた。「世界は、植民地の暗い影が色濃く残っていることを痛感させられた」

 ○…「新潟県に戻ってこないか」。初代学長となる大来佐武郎元外相に誘われ、国際大学で講師に。1989年に神奈川大へ赴任すると、国際化を積極的に推進する一方、被災地支援「KU東北ボランティア駅伝」の統括責任者としても指導力を発揮した。「here and now」。今、ここを大切にしながら、未来へチャレンジし続ける。

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