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神奈川区版 公開:2013年6月6日 エリアトップへ

神奈川区医師会の会長として地域医療などを推進する 矢島 保道さん 港北区在住 66歳

公開:2013年6月6日

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「親睦と和」で地域貢献を

 ○…「新体制がスタートしたばかりなので、慌ただしい毎日です」。4月1日付けで253人を束ねる区医師会の会長に就任するや、多忙な日々を過ごしてきた。様々な役職を兼務することになったが、区医師会メディカルセンターの理事長もその一つ。昨年度は、一般社団法人化に向けて準備に奔走。行政書士任せではなく、自ら資料を集め、定款や会則なども作成した。「運営を見届ける責任があるので、今年度の重責を引き受けました」

 ○…東京都北区出身。「近所には子どもが多く、いつも泥だらけになって遊んでいました」。幼い頃から読書が好きで、文系の道に進もうと考えていた。しかし、眼科医だった叔父から「森鴎外だって医者だ。生活基盤を整えてから好きなことをやったらどうか」と説得され医師を志す。猛勉強の末、現役で順天堂大学医学部に合格。まさに文武両道。サッカー部では1年生からレギュラーとして活躍した。

 ○…経歴は華やか。附属の大学病院を経て、白内障の最先端治療を行っていた旧ソ連や東大医科学研究所、アメリカ国立衛生研究所(NIH)などで研鑽を積んだ。「短期間でしたが、研究者としてはとても恵まれていました。臨床(現場)から離れることになったので、自分の選択が間違っていなかったか振り返ることはあります」。帰国後、防衛医科大で教鞭を執る。助教授まで務めた後、1989年に松本町で「矢島眼科医院」を開業。1997年に現在の片倉へ移転した。

 ○…妻と二人暮らし。娘たちの孫の顔を見るのが生きがい。新聞の経済面を精読するのが日課で、俳句も詠む。25年前に区医師会に入会した。会員たちは、当時から地域住民との「親睦と和」をモットーに活動してきた。今年度は、在宅医療に携わる医師を役員に抜擢し、その礎を築く方針。「医療で地域社会に貢献したい」。先人たちの想いを引き継ぎ、地域医療の充実に向け舵を取る。

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