横浜市教育委員会は6月12日、各区で「横浜子ども会議」を開いた。神奈川区では、神大寺小学校の体育館に区内26小中学校の代表者1人ずつが集まり「いじめをなくし、より良い学校生活を送るためにはどうすれば良いか」を話し合った。
市教委が主催して12日、市内各地で子ども会議が開催された。同会議は「子どもたち自身が校内で良好な人間関係を築き、快適に過ごすにはどうすべきかを議論し、そこからいじめ防止を主体的に考えること」が目的。市立の小中高・特別支援学校全512校を対象としており、「区別」「方面別」「市内全域」の3回に渡って実施される。最終的にまとまった課題や意見を全校で共有することで、いじめが起きにくい学校づくりに役立てていく。
神奈川区では神大寺小学校を会場とし、区内の市立小学校19校と、同中学校7校から1人ずつが参加して行われた。
会議は中学生が議長になる形で7グループに分けられ、自己紹介・各校の児童会や部活動などの様子・「いじめ」について思っていることなどを話し合った。
話し合いの中では、小学生の感覚的な意見を中学生が事例を挙げて説明するなど、小中学生が互いに良い関係性を築いたことで、相乗効果も見られた。参加した生徒は「自分が思いつかないような意見が聞けて、とても勉強になった」と感想を述べた。進行役を務めた市教委の小倉克彦さんは「小中学生が互いに良い関係性を築き、願っていた以上の話し合いができた。今日の内容を、それぞれの学校に戻って広めてほしい」と期待を込める。
今回話し合った内容を各校で膨らませ、7月17日に行われる「方面別横浜子ども会議」でさらに議論を深める予定。
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