このほど行われた第26回神奈川県中学選抜陸上大会で、錦台中の江島雅紀君(走り棒高跳び)と浦島丘中の山脇琴音さん(200m)が全国中学校陸上競技選手権大会(以下全中)の参加標準記録を突破した。2人は、8月19日〜22日にかけて愛知県で行われる同大会に出場する。
錦台中・江島君
錦台中学校3年生の江島君は、男子走り棒高跳びの全中参加標準記録(4m)を大きく超える4m20cm(自己ベスト)を跳び、全中への出場を決めた。
中学入学後に、2学年上の兄の影響で始めたという走り棒高跳び。昨年の予選では、惜しくも参加標準記録を突破することができなかった。その悔しさをバネに、昨冬は走力アップと身体作りに励んだという。成長期も重なり、体が大きくなった結果、昨年から自己記録を20cm更新した。
全中に向け「まずは、自分との闘い。自己ベストを更新して中学記録で優勝したい」と話す。また、顧問の片岡大樹教諭は「とても素直な子で、周りからの信頼も厚い。全中まで陸上部全体で支えていきたい」と、サポートを約束する。いずれは「世界大会に出場して活躍したい」という大きな目標に向け、まずは全国1位を目指す。
浦島丘中・山脇さん
浦島丘中学校3年生の山脇琴音さんは、女子200mの予選で全中参加標準記録(25秒90)を超える25秒79(自己ベスト)で走り、全中への出場を決めた。
もともとバスケットボールをしていた山脇さん。中学でも続けるつもりだったが、顧問の小森一樹教諭の勧誘を受けて陸上部に。昨年までは精神的な弱さもあり、思うような結果を残せていなかった。しかし、この1年は意識が変わり、冬の間に走り込むことで後半の失速という課題を克服。中学校生活最後のシーズンに急成長を遂げた。
既に緊張しているという山脇さんだが、「1学年先輩の河野さん(浦島丘中卒・昨年全中5位)を超える成績を残したい」と目標は高い。日頃から基本の大切さを教えているという小森教諭も、「成長は感じていたが、これほど急激に伸びるとは」と驚き、「全中までにもっと成長できる」と更なる期待を寄せる。
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