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神奈川区版 公開:2013年10月10日 エリアトップへ

日本有数のコレクターとして映画ポスターを集めている 日高靖一さん 三ツ沢南町在住 70歳

公開:2013年10月10日

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8万枚は思い出の玉手箱

 ○…映画ポスターを集めて45年、譲渡やトレードなどで根気強く集めたその数は8万枚に及ぶ。初めて映画ポスターを手にしたのは25歳の時。銀座の名画座で、リバイバル上映していた故黒沢明監督の「羅生門」を鑑賞した際、そのポスターに惹かれた。支配人に交渉したところ、たまたまあったもう1枚を譲ってもらうことができた。もともと収集癖があったこともあり、その後は映画ポスターの虜になった。しかし、上映期間が終わったものは捨てられてしまっていたため、「20館くらいまわって1枚あれば良い方だった」と当時を懐かしむ。

 ○…生まれ・育ちは西区の花咲町。幼い頃は、メンコやベーゴマで夢中になって遊んでいた。お小遣いがたまった時は、野毛や伊勢佐木町の映画館に足を運んだ。「メンコとかは親に怒られてやめたけど、映画だけは何を言われてもやめなかった」と笑う。

 ○…8年ほど前に、インターネット上で見つけた柴犬の子犬に一目惚れし、すぐに購入した。名前はコロ。以来、朝と夕方の散歩が日課だ。「雨の日なんか、自分はレインコートで犬に傘を差してあげている。まるでお供みたいに」と顔をほころばせる。もともと犬が嫌いだった妻も、今では目に入れても痛くない存在になった。夫婦喧嘩になった時は、コロが間に入るとすぐに収まる。「我が家の潤滑油ですね」

 ○…長年コレクションを増やしてきた中で、様々な人脈も生まれた。10年ほど前から、外国人コレクターとも交渉するようになった。今では外国版のポスターも数千枚所有する。某有名映画雑誌社などに頼まれ、何度か企画展や特集雑誌にポスターを貸したこともある。「映画ポスターに関しては誰にも負けない」と自負。現在の夢は、ポスター館を開くこと。「ポスターは思い出の玉手箱。たくさんの人に知ってもらい、映画を上映していた当時の思い出を楽しんでほしい」

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