子育てママたちの手作りイベント「ヤミーヤミーワンデイバザール」を主宰する 稲葉 志野さん 神大寺在住 37歳
人のつながりを形に
○…「出産や入園・入学をきっかけに手芸を始めるママが多いですね」。そんな手作りママの作品を販売する『ヤミーヤミーワンデイバザール』の発起人で、出店名「ぴよこ豆スープ」の店主として布・フェルトの手縫い雑貨などを販売する。バザールには、区内在住のママを中心に約30ブースが参加予定。中にはフリーマーケットや地域のお祭りにも出店している人もおり、「文化祭みたいな気分です」とにっこり。
○…出身は八丈島。スポーツが好きで、小学校から高校までバスケットボールを続けた。「家庭科はあまり成績はよくなかった」と苦笑い。大学在学中に所属していた軽音サークルではボーカルとして活動。就職難の中、いつも通っていた古着店に就職した。「もともとレトロなものが好きで。バンドでも懐メロを歌っていた」。友人のバンドでギターを弾いていた男性と結婚。その後「家で何かしようかな」と手芸を始めた。
○…「バンドもそうだけど、人と何かをするのが好き。子育て中でもできるイベントをやりたかった」。そんな時、通っていたソーイングサークルの講師と意気投合し、この手作りイベントを実現させた。参加者は子育てする中で出会った手芸好きなママたち。2回目の開催となった昨年は、会場からあふれるほどの来場者にびっくり。「今は家族の助言をもらいながら作品制作に取り組んでいます」
○…「のんびりした性格なので、ミシンより手縫いの方が合っている」。おもちゃや人形などレトロでポップな生地を使った作品は、出産祝いのプレゼントにも喜ばれているという。昨年からはレンタルボックスを使って「ママゴト商店」をオープンさせた。母の背中を見て育った小学1年生の娘も手芸に興味津々。夏休みの自由課題だったTシャツリメイクを一緒に考え、アドバイスしてあげた。「当日は、作り手もお客さんも両方が楽しいイベントにしたい」
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