「コンセール・ド・サロン」のピアニストとして慈善コンサートに臨む 穴吹 洋子さん 白幡上町在住 46歳
歌曲で復興支援を
○…声楽家やバイオリニスト、ピアニストら第一線で活躍する9人の演奏集団。彼女らが主催するチャリティーコンサートが明日11月22日、かなっくホールで行われる。「幼い頃に、第1回コンサートを見た記憶がある」。メンバーの入れ替わりはあるが、今年で36回目を迎えた。2011年からは、東日本大震災の復興支援を目的に「救援募金箱」を設置し、寄付を呼びかけている。
○…ピアノに興味を持ったのは、白幡小5年生の時。「廊下でオルガンを弾く友だちの後ろ姿に憧れた。好きで始めたので、練習を嫌だと思ったことは一度もない」とキッパリ。当時のピアノの先生が声楽家としてコンセール・ド・サロンに所属しており、「いつか先生が歌い、自分はピアノで伴奏したい」と夢を抱くようになっていた。
○…フェリス女学院中高では漫画研究会に所属。読むだけではなく、少女マンガも描いていた。「イラストは得意なので、子ども向けの冊子づくりに役立っている」。その後、東京学芸大でピアノを専攻。教員免許も取得したが、「大好きなピアノを弾きながら、一人一人にあった指導ができるから」と、学生時代からピアノの講師を続けている。上達法については「何よりも好きであることが大切。目的を持つと飛躍的に伸びる」と教えてくれた。
○…体力をつけようと2年前にヨガを始めた。「没頭することで日常から離れられる。週1回のジム通いで減量もできた」と喜ぶ。約20年前に地域合唱団に入団。これが縁で、チャリティーコンサートに携わることになった。恩師にも再会でき、当時の夢もかなった。伴奏は、相手がどんな事を考えているかを感じながら表現するのが楽しさであり、難しさであると痛感する。「『からたちの花』や『この道』など、同じ詩に違う曲をつけた同題歌曲を楽しんでもらいたい」。いよいよ明日に迫った本番に向け準備は整った。
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