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神奈川区版 公開:2014年3月20日 エリアトップへ

菅田町杉田さん 県ボランタリー賞を受賞 「電動車いす紙芝居」に光

公開:2014年3月20日

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子どもたちに上演する杉田さん
子どもたちに上演する杉田さん

 かながわ県民活動サポートセンターは3月7日、2013年度ボランタリー活動奨励賞の受賞者に、「電動車いす紙芝居おじさん」の杉田勇さん(71)=菅田町=ら3団体・1個人を選出したことを発表した。受賞者にはきょう20日、県民センターで表彰状と副賞が贈られる。

 神奈川県は「かながわボランタリー活動推進基金21」の運用益により、協働の推進やボランタリー活動支援のための助成を行っている。同賞はその制度の一つで、他のモデルとなり、継続発展が期待できる活動に取り組んでいるボランタリー団体などを01年度から表彰している。

 今年度は県内から32件の推薦があった。ボランタリー活動に関する有識者で構成する「県ボランタリー活動推進基金審査会」と審査会を補佐する「幹事会」が選考を実施。杉田さんの活動は「自身の生き方とボランティア精神が結びついている。困難を抱えながらも活動を継続している姿勢は、障害のあるなしにかかわらず個人による社会貢献活動のモデルとなる」と高い評価を受け、個人として唯一選出された。

表現方法を工夫

 杉田さんは09年5月から、地域に伝わるオリジナル作品など40タイトルの紙芝居を、岸根公園や山下公園、老人福祉施設などで定期的に上演し、地域の子どもたちから「電動車いす紙芝居おじさん」として親しまれている。

 足が不自由なため、表現方法や魅力の出し方に工夫を凝らすのが「杉田流」。例えば、一般的な紙芝居は扉を閉めて終わるが、杉田さんは、手作りした「おわり」の紙で終了を告げる。クラシックのBGMも使用。「基本的なB4サイズでは見にくいから」と、手作業でカラーコピーを2枚はり合わせて、大型のB3サイズに順次移行中だという。

 吉報を受けた杉田さんは「今年は東アジア文化都市イベントもあるので、横浜から紙芝居を広めていきたい」と抱負を語った。

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