横浜市立白幡小学校(永池啓子校長)で4月18日、姉妹都市である米国サンディエゴのモーニングクリーク小学校(エイミー・リチャードソン校長)と「TV会議」が行われた。両校の6年生代表児童10人が、文化や環境保護活動などの質問を出し合い、交流を深めた。
会場となった白幡小の図書室には、モニターやパソコン、カメラがズラリと並び、6年生児童112人をはじめ、通訳としてサポートにあたった学校関係者など、約130人がTV会議を見守った。
交流のきっかけは、モーニングクリーク小が東日本大震災の際、千羽鶴を姉妹都市である横浜市を通じて石巻の小学校に送ったこと。林文子市長もサンディエゴ訪問時に、石巻の子どもたちの寄せ書きを届けている。
また、白幡小は環境保護活動に取り組んでおり、昨年2月には、米国のNPO法人「セイラーズフォーザシー」が認定書を寄贈。同法人の創始者デイビッド・ロックフェラー・ジュニア氏は、モーニングクリーク小で白幡小の取り組みを紹介するなど、学校間交流の架け橋となった。そして、両校で「太平洋を西と東で守ろう」という機運が高まり、今回のTV会議開催が実現した。
10人ずつ質問
TV会議は、代表者10人ずつが質問し合う式で行われた。内容は「どうやって通学しているのか」「流行っている遊びは」などの学校生活に関わることから、「環境について考えていることは」「どんなゴミが多いのか」など海の環境についてまで多岐に渡った。
熱心にメモを取っていた深田紗希さんは「安全パトロールクラブがあると知って驚いた。もっとサンディエゴを学んで、クリーク小と交流したい」と感想を述べた。永池校長は「環境保護活動を通じた交流のはじめの一歩となったのではないか」と話していた。
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