一般住宅を利用した「地域サロン」(白幡上町19の3)の地下室で6月15日まで、絵画展「五月の風」が開催されている。同サロンは、建物所有者の好意で借り受けた代表の小西ケイさん(72)が、ライフワークとして子育てサロンなどを運営。「より多くの方に利用してもらおう」と、1周年を記念してガレージ部分をギャラリーとして開放することになった。
地下1階、地上2階のピンクの一軒家。かつて2台の車を駐車していたガレージがギャラリーとなった。今回の個展は、小西さんの娘で画家の村松真砂子さん(45)が協力。水彩や油、アクリルなどの14作品が15日(正午〜午後6時)まで展示される。入場無料。
「地域のために使ってほしい」
小西さんは、役所の講座を受けたのをきっかけに、15年前から子育てボランティアをライフワークにしてきた。約1年前に友人から「地域のために使ってほしい」と建物を託され、事業をスタート。月2回(第1金曜・第3火曜)の子育てサロン「まりも」(1回100円)だけでは維持費を捻出することは難しく、「貸しスタジオ」として、学習塾やフラダンス教室などから賃料を得ている。
地下駐車場はこれまで、「ガレージセール」の場として利用していた。食器や洋服などを販売するなかで、地域住民との「輪」も広がっており、今後も実施していく予定だ。
小西さんは「現在は子育てサロンを中心にしていますが、将来的には老若男女が集う場にしたい。ギャラリーはその第一歩です」と抱負を話している。
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