神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2014年8月7日 エリアトップへ

ズーラシア動物園 来春、国内最大規模に 入園者増につながるか

公開:2014年8月7日

  • LINE
  • hatena

 来春の公開に向け、よこはま動物園ズーラシア(村田浩一園長)=旭区上白根=に整備される新区画「アフリカのサバンナ」ゾーン。現在、施設の工事と動物の準備が進められている。全面開園すると面積約53ha。国内最大級の動物園となる。一方、同園の年間入園者数は2010年度以降、4年連続で100万人を割り込んでいるのが実状。新区画の開園が入園者数回復の切り札となるか注目される。

 公益財団法人「横浜市緑の協会」が管理・運営を行うズーラシアが開園したのは15年前の1999年4月。オカピ・ホッキョクグマなど105種の動物が、本来の生息環境を再現した飼育・展示方法で見られる。来春公開される新区画には、チーター・キリンなど37種が加わる予定だ。事業費は2億8200万円。

 一方、同園の年間入園者数は、開園初年度が約224万人で最多。その後10年間の平均は約112万人だったが、2010年度以降、4年連続で100万人を割り込み、12年度は80万人台となった。「記録的な猛暑(10年)、東日本大震災と外出控え(11年・12年)などの影響もあった」と市環境創造局担当者は話す。開園以来、同園では4度の区画拡張を実施。その都度、直後の入園者数は概ね増加したが、目安と考える、09年度の「122万人」には遠い。

修学旅行コースに

 修学旅行などで昨年、同園を訪れた学校団体は505。同園の指定管理者である緑の協会職員が旅行会社を回り、同園がツアーに組み込まれるように売り込みを行っているという。また、市内の校長らが集まる会議に出向き、同園が環境教育の一環になることをPR。遠足の行先としての開拓にも取り組む。「ズーラシアは横浜を代表する総合動物園。これを契機に、さらに多くの方たちに来ていただきたい」と担当者は話す。

アクセスも課題

 最寄駅のJR横浜線・市営地下鉄「中山駅」、相鉄線「三ツ境駅」「鶴ヶ峰駅」からバスで15分掛かる同園は、アクセス改善も課題だ。将来的に「中山駅」から「二俣川駅」「上大岡駅」方面への市営地下鉄延伸構想もあり、「ズーラシア周辺に駅ができれば利便性が増し、地域の活性化にもつながる」と早期実現を求める声も上がっている。

神奈川区版のトップニュース最新6

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月18日

デジタル端末貸与を実現

神奈川工業高定時制

デジタル端末貸与を実現

地元企業連携では全国初

4月18日

追突事故が増加中

神奈川警察署管内

追突事故が増加中

15日まで交通安全運動

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月4日

体験コーナーを刷新

市民防災センター

体験コーナーを刷新

大和ハウス工業と連携

4月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook