六角橋中柔道部 朝飛姉妹が全国へ 目標は「優勝」
8月24日に愛媛県松山市で開催される「第45回全国中学校柔道大会 女子個人戦」に、六角橋中学校柔道部の朝飛七海さん(63kg級・3年)と朝飛真実さん(70kg級・1年)が姉妹揃って出場する。平川町にある名門道場「朝飛道場」が実家の二人。学校での部活動と道場での稽古を上手に活用し、それぞれ全国優勝を目指す。
七海さんは三度目の出場で、真実さんは初出場だ。全中へのチケットをつかんだ県総合体育大会では、2人とも集中力を切らすことなく順当に勝ち上がったが、「決勝だけ一本がとれなかった。技をかけても最後まで決めきれなかった」(七海さん)、「得意の内股で一本とれた試合が多かったけど、階級の中でも体重が軽いからカバーできないことが多かった」(真実さん)と、それぞれ課題を残しての優勝だった。
姉は「緻密」妹は「奔放」
二人とも、物心つく前の2才から柔道を始めた。七海さんは小学生の頃に全国大会で団体優勝、真実さんは個人で全国連覇している。2020年の東京五輪での活躍も期待される有望選手で、「柔道を辞めたいと思ったり、辛いと思ったことはない」と口を揃える。
放課後の柔道部での練習について、二人は「初心者が多い部活で指導側に回ると新しい発見がある」と前向きにとらえ、戦術にもいかしている。顧問の宮下広平教諭は「姉は緻密な柔道。自由奔放な性格の妹は、思いきりのいい試合をする」と分析。師匠である父の大さんは、「七海はいつもどおりやればいい」、「真実は全国連覇したことは忘れて臨みなさい」と声をかけたという。
出場権獲得からの1カ月弱、走り込み直後に打ち込みをする「息上げ」という稽古のほか、組手の順番やパターンなどを入念に確認して仕上げてきた。七海さんは「最後の全中なので、みんなの応援を力にして勝ちたい」、真実さんは「初めての全中だが、チャレンジャーとして攻める柔道をしたい」と闘志を燃やす。
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