区さわやかスポーツ普及委員会の会長として地域づくりに携わる 志村 昌佐(しょうすけ)さん 大口仲町在住 73歳
「スポーツ環境作りたい」
○…10月13日は体育の日。グラウンドゴルフやキンボールなど、様々なスポーツ体験企画などを行うさわやかスポーツ普及委員会の会長として「子どもが体を動かすきっかけを作って、高齢者の介護予防・仲間作りの場になったらいいな」と活動に励む。反町公園で開くさわやかスポーツタイムには、定年退職して時間に余裕のできた人も増えてきた。「今では主要メンバーだよ」と笑顔を見せる。
○…幼少期には、創英中高が建てられる前にあった山で、下駄を脱ぎ捨て秘密基地を作り遊びつくした。中学から陸上を始め、高校時代には実業団選手とともに川崎競馬場内のトラックで練習に明け暮れた。電機メーカーに就職後も社内駅伝大会で元法政大陸上部の社員に目をつけられるほどで、休日には友人らと駅伝大会やロードレースに参加し汗を流した。
○…子ども会に顔を出すようになった38歳ごろ、体育指導員を引き受けた。このとき子どもたちがやっていたのはポートボール。「中学に上がっても続けられるスポーツにした方がいいのでは」と、他区に先がけバスケットボールを取り入れた。「ルールも知らなかったから、いい年したおやじたちで地区センターのバスケ教室に通ったよ」と笑う。その後、現在の普及委員に。「精神障害者にもスポーツを」という声に応え、ソフトバレーボール体験やスポーツタイムに誘って地域住民と交流できる場を作るなど、誰もがスポーツを通じてつながりあう環境づくりに没頭している。「子ども、障害者、どんな人もこちらが一生懸命にやれば信頼してくれることを実感する」
○…3人の孫のおじいちゃん。卵焼きが好評で、「じぃじんちでご飯食べたいって言ってくるんだ」と目を細める。方向音痴エピソードで妻と笑いあう姿はまさにおしどり夫婦。今後は「競技スポーツとレクリエーションスポーツそれぞれの環境をもっと作りたい」と目を輝かせる。
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