神奈川区内には2015年に再整備を計画、または工事中の施設が多数ある。当編集室では新年のスタートにあたり、市民防災センターと沢渡中央公園、神奈川スケートリンク、横浜中央卸売市場などの再整備事業について取材した。
市民防災センター・沢渡中央公園
同センターは、防災教育施設として1983年に開設された。その後、95年に防災に関する知識を学んだり、資料などが確認できる「展示型施設」から、地震や煙などの体験を通じて防災意識の高揚・普及を図る「体験型施設」としてリニューアルした。
今回の再整備は、開設から30年が経過し、施設の老朽化が目立ちはじめただけでなく、東日本大震災などの教訓が反映しきれていないことも判断材料となった。そこで、整備計画では、現在ある展示型施設を撤去し、より臨場感ある「自助・共助促進の中核施設」として生まれ変わらせる。
今後は、15年度の1年間をかけて展示施設作成や設置工事を行い、16年度のオープンを予定している。
また、隣接する沢渡中央公園も、樹木の整備やトイレ改修など、同センターと一体となった整備が予定されている。
神奈川スケートリンク
国内の屋内スケートリンクで最も歴史のあった同リンクは、築64年以上が経過するなど、老朽化が著しかった。
運営する(公財)横浜市体育協会によると、現在工事中の新施設は、1階に現在の2倍ほどの約60台を停められる駐車場を設け、2階にアイスリンクなどを設ける計画だ。メーンリンクは、現リンクの27m×54mから国際規格の30m×60mに拡充。観客席は359席を確保する。竣工は今年12月の予定だ。
横浜中央卸売市場
横浜中央卸売市場は、水産棟の温度管理施設の改修工事に着工する。
これは南部市場の廃止、本場への統合を受けて実施される再編計画の一環で、「コールドチェーン」と呼ばれる生鮮食品などを生産・輸送・消費の過程で途切れることなく低温に保つ物流方式を採用する。工期は1月下旬から16年3月末まで。
一方、今年度中の開業を目指していた相鉄・JR直通線(西谷駅〜羽沢駅)は、工事の遅れから18年度内とする計画に変更された。
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