ボランティアサポーターとして幸ヶ谷小6年2組の児童と国道沿いに花壇を作った 宮部 敬太さん 六角橋在住 42歳
花壇通じて地域貢献
○…第1京浜と滝の川が交差する「たきのはし」にこのほど、0・6m×18mの花壇が完成した。昨年3月に開所した介護事業所の管理者。これまで雑草だらけだった場所を、総合の学習で交流のある幸ヶ谷小6年2組の子どもたちとパンジーや葉ぼたん、シクラメンなど、7種300株で彩った。「花に水やりをしていると、地域の方から温かい声をかけてもらえるようになった」と微笑む。
○…南区生まれ、幼少時代は都内で過ごした。金沢区の小学校では、リーダー的な存在で遊びまわる一方、授業やアニメの影響から、牧場主になるのを夢見る少年だった。中学時代はサッカーに熱中し、市選抜のキーパーとして活躍。友人に誘われ、実業団のユースチームにも所属した。
○…夢を追うため、北海道に渡った。現地で浪人生活を送り、酪農学園大学に進学。サッカー部で汗を流しながら、家畜人工授精師の免許を取得。卒業後は、約1年間カナダで見聞を広めた。「とにかくスケールが大きい。14時間もトラクターに乗り続けたこともあった」と留学生活を振り返る。しかし、酪農を知れば知るほど「一生の仕事にはならない」と思うようになり、帰国を決断。「人のためになることをしよう」。2年間のフリーター生活を経て、ヘルパーの専門学校へ。資格を取り札幌の病院で9年間働いた。
○…先輩が横浜で独立するのを機に、2年前に故郷へ戻ってきた。現在は、マネージャーとして認知症の人向けなどにサービスを提供している。北海道ではゴルフに明け暮れたが、こちらでは道産子の妻との食べ歩きが趣味となった。「六角橋は美味しいお店が多くて、太るのが心配」と笑う。「みんな元気になる」がモットー。利用者だけでなくスタッフや地域、すべての人に元気になってもらいたいと願う。「花壇を通じて地域と触れ合う機会を増やしたい」。今後も地域の担い手として活動するつもりだ。
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