神奈川区が2015年度に行う「個性ある区づくり推進費(自主企画事業)」の予算案、概要がこのほど明らかになった。防災や健康などの4分野を重点に位置づけ、1億148万1000円を計上した。
自主企画事業費は、区役所が地域の身近な課題やニーズにきめ細かく対応するための独自予算。各区に割り当てられており、神奈川区の15年度の同事業費は1億148万1000円で、昨年度より約440万円減少した。
15年度予算案では、13年に制定された「災害時における自助・共助推進条例」と「第2期健康横浜21」などを踏まえ、「防災」「健康」「魅力」「協働」の4分野を柱に掲げた。
「防災」分野では、自助・共助による地域全体での防災力強化として「感震ブレーカー普及啓発事業」や「共助強化補助事業」などに予算を計上。特に、重点対策地域については、地震防災戦略で定められた減災目標を踏まえ、これまで以上に火災予防対策に取り組む。
「健康」に関しては、区民の健康寿命の延伸を図るために「かながわヘルスアップ事業」を拡充させ、「かながわ健康づくり応援事業」を重点とした。さらに、健康づくりや介護予防の事業を効果的に推進するため、「かながわ健康アクション」として体系的に整理し、各課をはじめ関係団体の連携強化を図る。
「魅力」では、商店街や農業、企業などの魅力を合わせ、まちの活性化を目指す。「協働」では、地域における課題解決を区民と協働で進めるための土壌づくりを進め、その中から第3期地域福祉保健計画を策定する方針が示された。
予算編成にあたり区総務課では「既存の事業を精査し、取り組むべき課題に対しては対応を充実させた」としている。
自主企画事業を含む予算案は、現在開会中の市会定例会で審議され、3月20日に議決される予定。
|
<PR>
神奈川区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|