神之木町のバーで行われる地域イベント「おやつマルシェ」の企画に携わる 小野寺 知恵さん 大口通在住 44歳
「橋」として人つなぐ
○…芸能事務所・古舘プロジェクトが立ち上げたチームによる、食を通じた地域づくりイベントの第3弾「おやつマルシェ」の企画を手がける。神之木町にあるバー・テイクスを会場に、米粉パンや砂糖不使用の焼き菓子などを紹介するほか、作り手のトークショーも用意。「シニア、子育て世代、若者をつなげるコミュニティづくりの第一歩として、まずは気軽なところから始めようと思う」と、15日の本番へ向けて気合十分だ。
○…入江で美容サロン「オアシス デ ラーナ」を営む。高校卒業後に化粧品やアパレル、宝飾関係で実績を積む中、24歳で結婚。出産を経て、社会復帰したものの「一時的な接客や特定の商品しか販売できないことに疑問を感じた」と、2008年に起業した。現在は、店内の一角を起業家に提供するほか、11年からは異業種交流会を毎月開催。「同業種だけでは出てこないアイデアが生まれたりするから、充実した時間」と微笑む。
○…意外にも幼少期は「読書が好きで、ぬり絵を完璧に仕上げるのが得意な、黙々と遊ぶ子だった」。しかし小・中で合唱クラブ、高校で軽音部に所属し、文化祭の実行委員にも挑戦していく中で「みんなと一緒に何かをやり遂げることの楽しさを知った」と振り返る。当日イベントに参加するパン屋のオーナーらも、主宰する異業種交流会で出会った仲間。バーはもともと交流会の会場にしていた縁がある。「人と人をつなげられることに可能性を感じる」と目を輝かせる。
○…息子と一緒に美容院に行ったり、好きな女の子について聞いてみるなど、母親の一面も覗かせる。「たくさんの人と関わるからこそ、一人の時間もすごく大事」と、たまの休みはドライブや鎌倉散策をしてリフレッシュするという。「これからを担う若者の育成、シニアが輝ける環境づくり、女性の成長・活躍の橋渡しになりたい」
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