神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2015年3月26日 エリアトップへ

商店街かめ太郎ラリー 応募者増も課題残る 本紙アンケートで明らかに

社会

公開:2015年3月26日

  • LINE
  • hatena

 神奈川区内にある商店街の魅力発信を目的に、区が昨年度からスタートさせた「商店街かめ太郎ラリー」。今年度の実施結果を受け、本紙では参加店にアンケートを実施した。実施内容の改善効果もあり、前回に比べ景品の応募者数は5・5倍に増えたが、準備や宣伝不足などの課題も浮き彫りとなった。

 この企画は、区内25商店街にある対象店舗に行ってシールを集めて応募すると、地元企業のグッズなどが抽選でもらえるという内容。商店街の魅力発信と足を運ぶきっかけ作りを目的に実施された。

 昨年度が応募者わずか82人だったことを受け、担当する地域振興課は当初予算110万円以上をかけ、ラリー方式を大幅リニューアル。地図に参加店舗を記したマップから、商店街や店舗をより詳しく紹介する冊子に変更。また、スタンプ方式からシール方式に変更するなどし、11月から1月までの3カ月間実施した。

「再訪客できた」

 結果、当初同課が目標としていた500人には届かなかったが、昨年度の5・5倍増となる450人が応募。応募者からは「知らないお店に足を運ぶきっかけになった」などの声があり、嶋野雄一担当係長は「お店に行くイメージを掴む冊子にした点で、狙いどおりだった」と総括した。これを受け、本紙は参加店舗36店にアンケート調査を実施。回答した31店のうち14店が実施内容を評価し、「ラリー終了後も当店を利用してくれている」といった喜びの声が寄せられた。

「宣伝不足」の声も

 一方で、16店は「売上につながっていない」と回答。1商店街につき1〜2店しか紹介されていないため「店の数を増やしてほしい」「店同士が協力できず盛り上がらない」「町を越えて他の商店街まで買い物に行かない」という声や、「企画を知らない人が多い」「広報・宣伝が弱い」「来たのは区職員ばかり」などの意見が応募者・参加店舗両方から上がった。また、景品の準備が遅れて冊子に掲載されず、「景品が分からなかった」という人も多かった。

 区は来年度も実施予定だが、「参加店舗を増やすには課題がある」と慎重な姿勢をみせている。広報については、現行の参加店舗などでのポスター掲示に加え、区内1200カ所の掲示板も活用。区外からの転入者にも配布する方針だ。

区内25商店街から参加した36店舗を紹介した冊子。1万部を発行した
区内25商店街から参加した36店舗を紹介した冊子。1万部を発行した

神奈川区版のトップニュース最新6

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月18日

デジタル端末貸与を実現

神奈川工業高定時制

デジタル端末貸与を実現

地元企業連携では全国初

4月18日

追突事故が増加中

神奈川警察署管内

追突事故が増加中

15日まで交通安全運動

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月4日

体験コーナーを刷新

市民防災センター

体験コーナーを刷新

大和ハウス工業と連携

4月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook