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神奈川区版 公開:2015年5月14日 エリアトップへ

今春から日産自動車横浜工場長に就任した 村田 和彦さん 港南区在住 53歳

公開:2015年5月14日

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世界見て地域に還元

 ○…日産が誇るエンジンを手がける基幹工場としての役割を果たすべく、生産部門で働く約1500人の舵取りを任された。1985年に入社して以来、海外赴任を除けば横浜工場一筋。「日産発祥の地で工場長という役職に就けて嬉しいと同時に責任も感じている」と背筋を正す。「パワーあふれる工場を目指して、一人ひとりの力を生かしてモチベーションをさらに高めていきたい」

 ○…静岡市出身。母方の実家は印刷業を営んでいた。「活字を組み合わせて名刺を作って遊んだり、問屋さんにもついて行った」と紙やインク、輪転機の油の匂いが記憶に残る。幼少期から自動車が大好きで、ミニカーを集めていた。「510ブルーバードのミニカーがお気に入りで、”日産の車ってかっこいいなあ”と思っていた」。大学では機械工学を学び、4年次は研究室に寝泊まりする日もあった。そんな中で選んだ道はただ一つ。日産の車づくりに携わることだった。

 ○…念願の工場勤務を実現。検査部に配属されたのち、95年にイギリス、06年にタイの工場で計8年間海外赴任を経験した。製品検査や生産設備に携わり、言葉も文化も異なる仲間へ根気強く日産の技術を教え込んだ。「日本とは異なる文化に触れることができたのも楽しかった」と振り返る。タイに赴任していたとき、プロジェクトをやり遂げた後に現地スタッフが残した”成長できた”という言葉は忘れられない。「自分の思いが伝わって良かったとしみじみ感じた」

 ○…妻、長男、長女と4人暮らし。幕末好きの妻と行った京都では、新撰組ゆかりの地を巡った。イギリス赴任時にも史跡を訪ねたといい、「神奈川宿の松並木や台場跡も行ってみたい」と興味津々だ。80年以上の歴史を持つ横浜工場。「現場の声を聞きながら、工場に関わる全ての方々とともに成長し幸せになりたい」と、神奈川区から世界一のモノづくりを目指す。

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