幸ケ谷地区合同の地域まつりが7月12日、神奈川公園で開催される。主催は、各町内会長や地区社協役員、民生・児童委員ら約20人からなる同実行委員会(七尾弥三郎会長)。増加傾向にあるポートサイドエリア地区と交流を深め、町内会の設置されていないエリアへの波及も狙う。
幸ケ谷地区は金港町、大野町、栄町、青木町、幸ケ谷からなる。同連合町内会には青木町町内会、青木通東部町内会、栄町3・4丁目町内会、幸ケ谷自治会、西幸ケ谷町内会、シーアイ神奈川自治会が名を連ね、約1700世帯が加入する。しかし、ここ15年でポートサイド地区に大型マンションが約20棟誕生。居住世帯数が5600を超える一方で、ポートサイド地区は企業のビルなどが多いため町内会が設置されていないエリアもあり、「ザ・ヨコハマタワーズ」と「ヨコハマポートサイド」の住人で組織する2つの自治会(約1000世帯)が存在するのみだ。
エリア間の課題解決へ
この2自治会は、マンションという性質と住人の意向もあり、連合町会には属せず、独自の仕組みで運営している。そのため、行政などが連合町会を通じて発信している地域情報が入ってこないという課題があった。
一方、同地区連合町会はポートサイド地区とのつながりを作りたいと模索しており、居住世帯数の急増により民生・児童委員の増員も急務となっていた。そこで昨年9月、民生委員に2自治会から4人が加入。これをきっかけに、今年に入って実行委員会が発足したという。
地域まつりには、焼きそばや綿菓子などの飲食店をはじめ、新鮮な果物やマグロなどが当たる大抽選会を用意。七尾会長は「各マンションにチラシを配ってきた。町内会のないエリアの住人にも参加してほしい」と話す。ザ・ヨコハマタワーズ自治会の渡辺新一会長は「お互いを知らなければ何もできない。このお祭りがそのきっかけになれば」と期待する。
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