県立神奈川総合高校(市川陽一校長・生徒数820人)=平川町=の創立20周年記念式典が11月3日、中区にある大さん橋ホールで行われた。
会場には、在校生や卒業生、学校関係者、県教委関係者など約2000人が駆けつけ、”神奈総”の20歳を祝った。市川校長は「伝統を受け継ぎながら新しいものも取り入れ、日本や世界で活躍する若者を輩出したい」とあいさつ。同窓会の梅原善夫会長は、〈「いま」の連続が歴史になった20年〉という20周年テーマを受けて「『いま』は『挑戦』に置き換えられる。挑戦し続けることで神奈川総合であり続けられるだろう」と話した。
式典では、在校生らのパフォーマンスのほか、卒業生が手がけたモザイクアートも披露。12期生の穂積芽里さんは「0」を校章に見立てた作品、18期生の倉谷優衣さんは”ハタチ”を祝う色鮮やかな振袖を描いた。
個性育む校風
同校は県内初の単位制高校として1995年に開校。個性化コースと国際文化コースに分かれ、興味のある授業を自由に選択して時間割を組むことができる特色をもつ。自由な校風のため、自主性の高い生徒が多いのも特長。日系移民の研究をしている20期生の都築萌さんは「日本の人に日系移民について知ってもらえるような仕事に就きたい」と夢を語った。
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