神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2015年11月19日 エリアトップへ

絵本作家として子育て広場「おかげさま亭」を総合プロデュースした 保科 琢音(たくお)さん 三ッ沢下町在住 32歳

公開:2015年11月19日

  • LINE
  • hatena

絵と語りで惹きつける

 ○…毎日通り過ぎていた居抜きのテナントをNPO法人が活用しようと模索していることを知り、「絵本作家である自分をぜひ使ってほしい」と、企画書を持っていった。これが子育て広場”おかげさま亭”の始まりだ。「名前には『おかげさまで』という気持ちを込めた。看板やのぼりのデザインも私が描いたもの」。オープンしてまだ1カ月ほどだが、日に日に利用者が増えている。

 ○…保土ケ谷区星川の出身。幼い頃から、頭の中で想像したストーリーを絵に描くのが好きで、小学1年のときに応募した作品が県で表彰された。「”絵を描くとみんながほめてくれる”ということを知った」と創作の原点を振り返る。工業高校3年の三者面談で「絵本作家になる」と明言。そんな話を聞いたことがなかった担任と親はびっくりしていた。

 ○…まず手始めに、出版社で広告営業に携わった。その後、より絵本との距離が近い仕事に就こうと、司書補の資格を取得。都内の図書館で6年勤務し、横浜市内の図書館には昨年の8月まで4年勤めた。一昨年、『あっかんべー』で念願の絵本作家デビュー。「当時1歳になった娘が最初に読んだ絵本は親父の作品。格好いいでしょう」と微笑む。市職員落語愛好会の会長でもあり、区内外の子育て広場などで読み聞かせ『読絵(どくえ)ん会』を開けば、その軽妙な声色でたちまち子どもたちを絵本の世界へ引き込む。落語調で自作の絵本を読む独自のスタイル”絵本落語”も始め、「絵本作家と落語、両輪の歯車がかみ合っている」と手応えを感じている。

 ○…現在は絵本作家一本。保育園に通う娘の送り迎えや家事もこなす。「娘の名前は珠笑(たまえ)。世界一の名前だよ」と目を細める。各地での読絵ん会、落語の公演に加え、おかげさま亭の運営もあって忙しい日々。「読んでも笑わせられる、日本一の絵本作家になる」と、トレードマークの赤い帽子のつばを上げた。

神奈川区版の人物風土記最新6

小谷野 貴弘さん

南神大寺小学校の創立50周年記念事業実行委員長を務めた

小谷野 貴弘さん

神大寺在住 42歳

3月28日

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月21日

近藤 真さん

火災への適切な初期対応で、神奈川消防署から感謝状表彰を受けた

近藤 真さん

西寺尾在住 72歳

3月14日

三善 幸夫さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第一次派遣で大隊長を務めた

三善 幸夫さん

神奈川消防署副署長 60歳

3月7日

冨樫 剛一さん

2月1日から横浜F・マリノスユースの監督を務める

冨樫 剛一さん

横浜市出身 52歳

2月29日

朝飛 大さん

柔道場「朝飛道場」の館長で、横浜スポーツ表彰・優秀指導者賞を受賞した

朝飛 大さん

平川町在住 61歳

2月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 2月29日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

  • 2月1日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

神奈川区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook