神奈川消防団第八分団(高梨智之分団長)と神奈川消防署松見消防出張所(金子友重所長)は11月8日、木造密集地域での火災を想定した初の合同訓練を大口公園周辺=大口仲町=で行った。
公園を火災現場と想定し、住宅が建ち並ぶ約140m先の消火栓からホースを延ばして放水を実践。消防車両が進入できない場所も多いため、発災時に円滑な活動ができるよう地域の特徴を確認した。
連携強化が課題
大口仲町は、横浜市の「地震火災対策方針」で対策地域に指定されており、延焼を防ぎ被害を最小限に抑えるための対策が急務となっている。高梨分団長は「住民による初期消火と、消防団・消防署による早期鎮圧が喫緊の課題だ」と話す。
この日は、大口仲町第二親和会(志村昌佐会長)の住民も訓練を実施。昨年購入したスタンドパイプ式初期消火器具の使い方を身につけようと、雨の中80人近くが参加した。志村会長は「消防署や消防団が大規模災害の現場に出動したとき、自分たちの力で消火活動ができるようにしなければ」と話した。
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