神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2015年12月3日 エリアトップへ

区社協、「住民マップ」で大会 情報共有と推進図る

社会

公開:2015年12月3日

  • LINE
  • hatena
講演する木原氏
講演する木原氏

 神奈川区社会福祉協議会(富井亨事務局長)が2013年度から取り組む「住民支え合いマップ」事業。この近所付き合いを活かした、地域による見守り活動の輪が広がりをみせている。11月24日には、関東ブロック大会が神奈川韓国会館で開催された。

 「住民支え合いマップ」について語り合う「ご近所福祉活動発表大会In横浜・神奈川区」が開催され、会場には市内外から135人が来場した。神奈川区は全国的にも活発にマップ作り取り組む地域とあって、視察を兼ねて訪れる参加者も多く見られた。

 住民流福祉総合研究所の木原孝久所長が提唱する「住民支え合いマップ」は、約50世帯の「ご近所」で行われている住民同士の交流や助け合いを、民生委員らが中心となって聞き出し、その情報を地図に記入するもの。その過程の中で、孤立している高齢者や認知症者などの存在が見えてくるなど、その地域特有の課題が浮き彫りになるという。

 同大会では、木原氏が住民の付き合いを活かした見守り活動の必要性を説いたほか、区内関係者が報告会や鼎談、シンポジウムなどを実施。これまでの取り組みを振り返りながら「情報を持った『世話焼きさん』は必ずいる」「マップ作りで課題解決の取り組みが進んだ」などの意見が交わされた。富井事務局長は「参加者と情報を共有し、推進することができた。今後も取り組みの継続と発展を応援していきたい」と大会を総括した。

狙いは課題解決

 地域支援のあり方を模索していた区社協が12年9月に、木原氏を招いて自治会町内会会長と民生委員対象の講演会を行った。これがきっかけとなり、まず7自治会町内会が住民マップ作りをスタート。すぐに口コミで広まり、現在は47自治会町内会の区域で取り組みが行われている。マップ作りを行った結果、民生委員の役割にも変化がみられ、地域福祉の最前線は近所の「世話焼きさん」に託し、民生委員自らは「司令塔」として、支援機関などとのつなぎ役を担うようになったという。

 同事業を担当する梅木博志主事は「マップ作りは単発的な情報収集の場としてではなく、課題解決に向けた取り組みにつなげることが重要だ」と今後の方向性を示した。

神奈川区版のトップニュース最新6

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月18日

デジタル端末貸与を実現

神奈川工業高定時制

デジタル端末貸与を実現

地元企業連携では全国初

4月18日

追突事故が増加中

神奈川警察署管内

追突事故が増加中

15日まで交通安全運動

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月4日

体験コーナーを刷新

市民防災センター

体験コーナーを刷新

大和ハウス工業と連携

4月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook