白幡仲町会(中込弘会長)は、ファミリーマート白幡仲町店(田苗孝裕オーナー)に町内会の可搬式初期消火器具を設置した。コンビニエンスストアが設置場所を提供するのは区内初の試み。12月10日には、神奈川消防署(森田清署長)と3者で協定書を交わした。
これは、市とコンビニエンスストア8社との「可搬式初期消火器具の設置協力に関する協定」に基づき締結されたもの。町内で火災が発生したときに住民が使用できるよう、可搬式初期消火器具を同店の協力で駐車場に設置。中込会長は「火災に弱く、重点対策地域に指定されている町。狭あい道路が多く、以前から悩みの種だった」と話し、「24時間営業のコンビニに置けるのは非常にありがたい」と笑顔を見せた。
同町内会はスタンドパイプ式の初期消火器具も2台所有しており、毎年住人で訓練に取り組む。田苗オーナーは「災害でライフラインが止まったとき、コンビニの存在は大きいと思う。当店の社員も使い方を覚える必要はある」と話した。
「初期消火器具を設置したいが場所がない」という声から、今年度始まったこの事業。市内ではこの日までに6店舗が協力しており、市消防局は今度も締結を進めていくとしている。
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