地域の課題解決や支え合いの社会を目指すための「第3期神奈川区地域福祉保健計画」の素案がこのほど公表された。「誰もが住み慣れた地域で、安心して、心豊かに、いきいきと暮らせるまちをつくろう」を基本理念に、4つの推進の柱を掲げた。区は1月25日まで意見と愛称を募集している。
地域福祉保健計画は、社会福祉法に基づき、全国的に策定されているもの。横浜市は福祉と保健を一体的にとらえ、「地域福祉保健計画」として策定。多様化する生活課題解決に向け、住民や事業者、公的機関が支え合う仕組み作りの指針としている。2005年度から第1期、10年度から第2期が開始。第3期は16年度から20年度までの5年間となる。
第3期計画は、21の地区連合町内会エリアが主体となって進める「地区別計画」と、専門的な共通課題について行政・関係機関が広域に取り組む「区計画」が両輪となって構成される。計画案策定にあたり区は、これまでの取り組みを振り返るとともに、障害者団体などへのインタビューや地区ごとに3回の懇談会を実施。地域住人からは「素晴らしい計画でも、実行しなければ意味がない」などの率直な意見もあった。
区ではこれらの意見から「誰もが住み慣れた地域で、安心して、心豊かに、いきいきと暮らせるまちをつくろう」を基本理念に、「支援が必要な人が支援につながる仕組みづくり」「健やかで心豊かに生活できる地域づくり」「地域を支える人材を支援する仕組みづくり」「身近な支えあいの仕組みづくりとそれを推進する体制づくり」の4つを推進の柱に掲げ、第3期の方向性を示した。3月に計画を確定させる方針。区福祉保健課では「この計画は、自分たちの地域のために策定されるもの。他人事ではなく、まずは素案を見てもらいたい」としている。
意見募集は1月25日まで。素案冊子は区役所福祉保健課と区社会福祉協議会、区内地域ケアプラザ窓口で配布中。区ホームページでも閲覧可能。また、同計画の愛称も同時募集(三択)する。応募者の中から抽選で20人に、金岩井純正胡麻油とかめ太郎ハンカチがプレゼントされる。
詳細は同課【電話】045・411・7135。
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