振り込め詐欺被害を未然に防止したとして1月19日、横浜片倉郵便局(大塚政彦局長)に横田善信神奈川警察署長から感謝状が贈られた。
局員の金子満生さんは1月7日、高額の貯金引き出しに訪れた男性に対して積極的な声掛けを行い、引き出しの理由などを確認して振り込め詐欺の被害を未然に防いだ。横田署長は「昨年10月以降、また被害が増えている。水際で防いでいただき感謝している」と頭を下げた。
金子さんによると、男性は自分の息子が連帯保証人になってしまったと説明したが、「聞けば聞くほどつじつまが合わなかったので、詐欺だと確信した」と振り返る。また、男性は振り込め詐欺の知識が豊富だったといい、大塚局長は「自分のことになると信じ込んでしまう。子ども思いな人も多い」と分析する。
神奈川警察署管内で昨年発生した振り込め詐欺は13件。前年比15件減だが、総額約7400万円に上る。同署は引き続き注意を呼びかけている。
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