神奈川警察署(横田善信署長)は3月11日、振り込め詐欺被害を未然に防止したとして横浜六角橋北郵便局(森輝彦局長)に感謝状を贈った。
森局長は2月29日午後4時50分頃、「息子から大事な書類をなくしてしまい500万円が必要と電話が来た。あと100万円足りないので引き出したい」と、高額の貯金引出しに訪れた80歳代の男性に対し積極的な声かけを行い、引き出しの理由などを聴取して振り込め詐欺の被害を水際で食い止めた。森局長は「振り込め詐欺の常套句そのままだったので驚いた」と振り返る。
男性は当初、息子をかたる犯人に家族なら間違えるはずのない質問を投げかけ、事実と異なる回答が返ってきたにもかかわらず、危うく騙されそうになった。森局長は「自分は騙されないだろうと思っていた人でも焦ると信じてしまう」と詐欺の怖さを語った。
横田署長によると、振り込め詐欺の犯人は卒業アルバムなどの名簿を使うほか、地域をしぼって手当たりしだい電話をかけていくといった方法が多いという。同署は引き続き、注意を呼びかけていく。
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