横浜市や民間企業の手によって大規模な再開発が一歩ずつ進められている横浜駅周辺エリア。中でも鶴屋町の一角にあたる「横浜駅きた西口鶴屋地区」は、複合商業施設と外国人向け住居が合わさった地上44階建ての高層ビルが2021年に建設される予定など、国際都市横浜の玄関口にふさわしい多様な都市機能が集まるエリアとして生まれ変わりつつある。
その動きに勢いをつけるかのように、モダンで一際目を引くビルが同地区に隣接する場所に先月オープンした。飲食店専門ビル「エフテムビルNo.1」だ。
「横浜一のグルメ街に」
3月24日にグランドオープンした同ビル。管理する(株)エフテムの山田永周社長は、鶴屋地区街づくり協議会のメンバーでもある。同エリアのテーマだという”光”にあわせたビルの外観は「イメージは『光の塔』。街のシンボルになれば」と思いを語る。
周辺にある系列ビル2棟を含め、仕事帰りのサラリーマンでにぎわう鶴屋町を”食”で盛り上げている山田社長。自ら「鶴屋うまいもん横丁」(ツル横)と名付けた4階建てのエフテムビルNo.1は、以前経営していた飲食店の老朽化も相まって、4店舗分を取り壊して建てられた。横丁の名のとおり、飲み歩き感覚で3方向へ通り抜けられる1階には、軽く一杯引っかけるにはもってこいのからあげやたこ焼きの専門店のほか、A5ランクの国産牛が味わえる”立ち食い焼肉”の有名店「治郎丸」や無農薬野菜にこだわるイタリアンバルなど6店舗が並ぶ。2〜3階には150種類以上のクラフトビールがそろう「クラフトマン」や昔懐かしい和風居酒屋、焼き鳥専門店の3店舗。今後さらに2店舗がオープンする。
山田社長は「横浜駅は飲食店舗1軒あたりの乗降客数が世界第1位。ここ鶴屋町を横浜一のグルメタウンにしたい」と、”食”視点でのまちづくりに意欲をみせている。
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