鶴屋町でライブイベントを主宰した 多賀谷 彰さん 三ツ沢中町在住 47歳
食と音楽で町興し
○…このほど鶴屋町で行われた食と音楽の祭り「ぐるーびー横丁」の発起人がこの人。ライブ会場となった飲食店ビル「ハマ横丁」内の居酒屋など市内3店舗のオーナーで、バンドマンでもある。飲食店街の衰退に危機感を抱き、得意とする「食」と「音楽」でイベントを主宰した。当日は予想以上の約250人が来場。「お客さんだけでなく、ミュージシャンや地域住人、経営者、関わったみんなが喜んでくれた」と満面の笑みで語る。
○…港北区出身。「ビリージョエルを好んで聞いていた」。姉の勧めで、小学生のころから洋楽に傾倒。中学校では強豪のバレー部に所属し、朝から晩まで練習に明け暮れた。ギターも手にしたが上達せず、膝を悪くする高校1年まで部活動に熱中。その後、「なり手がいなかったから」と、バイト代でベースを購入。「初めての自分の楽器にワクワクした。抱いて寝たなあ」と昨日のことのように語る。ストイックに練習に励み、高校生バンドの全国決勝大会にも出場した。
○…専門学校を卒業してから3年間、セミプロとして音楽活動に専念したが「音楽だけで生きていくには限界があった」と新たな道を模索。「ジャズの楽しめるBARを作る」という、もう一つの夢に向け、「血のにじむような」修業を積み、25歳のとき寿司居酒屋をオープン。その4年後には念願の音楽BARを開業し、いくつもの音楽イベントを成功させた。
○…22歳から「ヒバゴン多賀谷」の芸名で活動するフリーのベーシスト。経営者となって人脈が広がった。現在は国会議員バンド「ギインズ」や横浜の経営者と結成した「社会貢献バンドO,z」などの活動に携わるほか、舞台音楽のプロデュースも手掛ける。様々な顔を持つが、3カ月前に「父」としての顔が加わった。「どんなに忙しくても、自宅に帰って娘を風呂に入れる。生命の尊さについて曲でも作ろうかな」
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